【練習取材】エントリーリーグ所属NEO

6月シーズンが始まってからも各チームの練習にお邪魔させて頂いている練習取材。

今回はエントリーリーグに所属するNEOの練習にお邪魔しました。

《練習日》
6月13日(木)21:00~23:00

《場所》
Bonfin Football Park落合南長崎

《練習人数》
16人(スタッフ、ゲスト選手含む)

先日の選手権東京都大会予選1回戦でAOKINGとの死闘を制したNEO。今季から戦いの場を埼玉県から東京都に移した。いわば東京に殴り込みをかけた格好だ。昨季、県オープンリーグのカテゴリーながら選手権埼玉大会でベスト8に入る強豪でもある。はたしてNEOというのはどのようなチームなのか? 埼玉県でも大きな実績を残しながら東京に戦場を移した理由とは? それをひも解くためにNEOの練習に潜入取材しました。

 

小坂監督兼選手から「楽しくやっていこう!!」の声が掛かると選手が一斉にコート内に入り、ビブス有りと無しに分かれてハーフコートでのミニゲームを始める。アップを兼ねたミニゲームで体を温めると、ハーフコートでのシュート練習、1対1、2対1、ゲームへと続く。ゲーム後は全員でマーカーをサーキット状に置いてのフィジカルを意識した折り返しダッシュ、個人練習で終了。

練習全体を見てもNEOのチームコンセプトである『常に楽しく、時に真剣に」が溢れていた。練習開始から最後まで小坂監督の熱い指導が飛び交うものの、選手としての小坂がミスをしたら、他の選手から指導が入るなど、監督、選手が分け隔てなく練習でチーム力を高めているように感じた。そして何より気になったのがゲスト選手の存在。この日の練習には東京都2部セルサスの梅田、木村、関東2部の岩槻フットサルクラブ/tzkの選手も参加し、同じメニューをこなしていた。ゲームでは時にはチームメートとして、時には公式戦を意識した格好の相手として、チームの練習に大きなアクセントを加えていた。

 

練習終了後、小坂監督にNEOはどういうチームなのか、そして気になる疑問としてNEOはなぜ埼玉で実績を残していたのに東京に戦いの場を移したのか? そしてその目的は? をお聞きした。

STYLE  NEOというのはどんなチームですか?

小坂 チームとして一番大切にしていることが「常に楽しく、時に真剣に」ということです。全部ではないですが、強いチームというのは厳しいことばかりで一番大切な楽しさを忘れることが多い。でもうちは練習から厳しいとか苦しいという雰囲気ではなく、やっているメンバーが楽しくかつ実践的な部分ではいかに真剣にを心掛けてやってるチームです。その結果として試合を観に来てくれる人達が楽しんでくれるようなプレーで勝ちたい、そして上に行きたいと思っています。

STYLE  なるほど。そのチームの雰囲気の一環でしょうか。ゲスト選手が多く参加していますが。

小坂 それも狙いがありまして、チームとして同じメンバーでやるのも大切です。しかし他のチームからのゲスト選手が体を動かしに来てくれて、その技術をチームに還元してくれたり、逆にレベルアップしてそのチームに戻ることで結果を出すことが、NEOのコンセプトにつながると思って実施しています。実際にゲスト選手からいい刺激を受けて、練習の効率が格段に上がっています。

STYLE  ありがとうございます。では話をチームに戻しますが、NEOはどんなメンバーで構成されているのでしょうか?

小坂 もともとは自分の高校(帝京高校)だったり、大学(平成国際大)だったり近場で集まる人達を中心に競技系でやりたいメンバーで構成しました。私自身、大学の就職活動でJ2やJFLなど選手として模索していたのですが、ケガの影響もあり、断念しました。そんな中、同じような境遇の仲間が自然と集まり、「選手として散る前に最後にもう一回、花を咲かせるぞ!!」の気持ちでNEOを立ち上げました。

STYLE  ではそのNEOが埼玉県で選手権埼玉大会でベスト8などの実績を残しながら、今季から戦いの場を東京に移したのはなぜでしょうか?

小坂 東京でスタートしようとしていたのですが、運悪く申し込みが間に合わなかったのです(笑)。でも10番の三科が「将来、関東リーグで戦うならば、どの道でも一緒」ということで昨季は埼玉で戦いました。とはいえメンバーの自宅や職場が都内ということもあり、今季からは東京で戦うことを決めました。もちろん東京の方が施設であったり、『Futsalstyle』等のメディアの人達など、フットサルを盛り上げている人たちが埼玉以上に多いことも、東京で勝負をしたい気持ちを後押ししました。

STYLE  ありがとうございます。最後に今季の目標を教えてください。

小坂  今季というよりは、NEOとしての目標は三科が言った通り、目指すは関東リーグに乗り込むです。そのためにカテゴリーを上げることも大切ですが、一戦一戦を大切に戦い。強いと言われるチームにNEOという新しいプレッシャーを全力でかけていきたいと思っています。

(ありがとうございました)

 

小坂監督に一押し選手を聞いたところ、「うちの選手をたくさん取り上げて欲しい」と言うことで、今回多くの選手をピックアップした。小坂監督曰く「もちろん試合では1stががらりと変わる時もあるので、選びきれないのも事実。ただ今日はこのメンバーですね」と他の選手への謝辞も忘れなかった。

背番号23・柴原。今季から加入したゴレイロで、過去にペスカドーラ町田サテに在籍。俊敏な動きとポジショニングでゲームでも抜群の安定感を見せていた。

背番号4・保科。監督曰く「長年サッカーでセンターバックをやっていたので、まだまだサッカーの動きだが、フットサルを覚えたら間違いなくすごい選手になる」と太鼓判を押す。本人の得意なプレーも対人とコーチング。と言うもののゲームでは何本もミドルシュートをゴールに叩きこんでいた。

背番号9・砂川。本人の尊敬する選手はフウガすみだの太見寿人選手。本人曰く「太見選手のように、周りを活かすプレーを心掛けて、攻撃の起点になりたい」とのこと。この日のゲームでもピヴォとして、多くの得点を演出した。

背番号58・小山。監督曰く「試合の流れを変えるスーパーサブであり、NEOには欠かせない選手」。先日のAOKING戦でも相手エース・堀口をドリブルでかわしたところから試合の流れが変わった。本人の得意なプレーもカウンターからの縦へのドリブル。この日のゲームでも短い時間ながらドリブル、パスに存在感を発揮していた。

 

取材を終えて、

今回、NEOというチームの全貌をひも解くためにここ来たはずが、NEOを知れば知るほど新たな発見があったような気がした。それはNEOというチームの練習や試合そして夢にかける思いが選手とともに日々進化し、息づいているからかもしれない。まさにNEOの由来である「新しい」をフットサル界に吹き込もうとしているのだ。次の戦いは6月29日(土)選手権東京都大会2回戦・YHS戦。そしてエントリーリーグの戦いへと続く。埼玉から東京へ戦いを移したNEOがどんな新しいプレッシャーをかけてくれるのか。これからのNEOの戦いが楽しみだ。

(NEOの選手の皆さまありがとうございました)

 

 文・写真 舘野秀行